『The Golden Compass/黄金の羅針盤』ディレクターズ カット シーン

【警告】続編冒頭のネタバレあり!

2巻目『The Subtle Knife - 神秘の短剣』に繋げる為、公開直前にクリス・ワイズ監督がカットを決めた原作ラスト3章の映像など、Director's Cut Scenes。ビデオゲームには使われているようです。

●ロジャーと共にアスリエル卿の元へ到着したライラ。これからの実験の為に子供を必要としていたアスリエル卿だが、予想外に娘のライラが現われたことで動揺、思わず声を荒げる。しかし、ロジャーがいることに気がついて気を取り直す。

●気球に乗っているリー・スコルズビーとセラフィナ・ペカーラ。セラフィナが気球から去った後、激しい揺れでライラが気球から落下。落ちてきたライラに寄って来るよろいグマ達。

3部作として映画を撮るためにクリス・ワイツ監督は原作のラスト3章を『The Golden Compass - 黄金の羅針盤』から削除し、続編『The Subtle Knife - 神秘の短剣』の冒頭に収録することを決定しました。

ライラが気球から落ちるシーンは、予告編にも使われていたのですが・・・・

原作と映画との違い

◆原作

  1. ライラはサモエドハンターに捕らえられ、ボルヴァンガーに連れて行かれる
  2. ライラはボルヴァンガーから逃げ出す
  3. ライラはスバルヴァードに向かう
  4. ライラはリー・スコルズビーの気球から落ちる
  5. ライラはパンサービョルネ(よろいグマ)に捕らえられ、ラグナーの下へ連れて行かれる
  6. ラグナーはイオレクに殺される
  7. ライラはアスリエル卿の下へ行く
  8. ライラはロジャーがいなくなったことに気付き、アスリエル卿を追いかける
  9. ライラとイオレクは氷の橋で別れる

◆映画

  1. ライラはサモエドハンターに捕らえられ、ラグナーの下へ連れて行かれる
  2. ラグナーはイオレクに殺される
  3. ライラはボルヴァンガーに行く
  4. ライラとイオレクは氷の橋で別れる
  5. ライラはボルヴァンガーから逃げ出す
  6. ライラはスヴァルバードへ向かう

映画と小説は全く異なるもの。映像化するにあたって、物語構成を大幅に変更し、場面を入れ替えたりすることは珍しくありません。が・・・、アスリエル卿の下へ行く最大の山場をなくしたことで、少々強引な流れになったような気も・・・


[管理人のつぶやき]

このシーンを続編の冒頭に移動するとのクリス・ワイツ監督の決断は、原作者フィリップ・プルマン氏にも擁護されたものでしたが、個人的には、やはりこのシーンをあえて削除する必要はそれほどなかったのでは?との思いが拭えません。

確かにイオレクとラグナー・スタールッソンの鎧熊同士のバトルは迫力があり、山場シーンとも言えるのですが、クリフハンガーというよりは半端なところで終わってしまった感があまりにも強く残ります。

また、「続編を作る為」というスタジオへの戦略的部分が大きすぎて、観客はどうでもいいのか?と思ってしまう部分も。

2008年1月上旬時点では、アメリカを除く国際市場での興行成績は高いものの、本国アメリカでの成績がいまいちぱっとせず、続編の製作にGOサインが出るかどうかは微妙なところ。これでこのまま1作目だけで打ち切りとなるのは、なんとしても避けて欲しいのですが・・・